AI批評

AIという武器を手に、現代社会の構造をロジカルに解体する〈AI批評〉の実験場。

初華のアルカイックスマイルに見るAve Mujicaの悲劇の構造(抜粋)

はじめに

BanG Dream!(バンドリ!)Ave Mujicaを見ていて、ずっと気になっていた表情がある。

三角初華が第1話の最後に浮かべる、あの不思議な微笑だ。

Ave Mujica1話ラストの初華の微笑

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そしてシリーズを何回も見返して気付いた。

あの微笑は、第13話の最後にも現れる。

Ave Mujica 13話「天球のMujica」終盤の初華の微笑

youtu.be

ぼくが確認した限りでは、それ以外の場面では見当たらない。

例えば第12話で祥子と初華が庭園で過ごす場面――いや、正確には二人が言葉を交わすことなく、ただ親しげに「キャッキャウフフ」している場面――の笑顔は明らかに異なる。

試しに画像比較をAIにも行わせたところ、第1話と第13話の表情については共通性を認識した一方、第12話の笑顔は別種のものと判断した。

もちろんAI判定そのものを根拠にするつもりはない。

しかし少なくとも、ぼくが感じた違和感は単なる思い込みではなさそうだった。

この微笑の不思議さが何なのか。

それを考えているうちに、ぼくはある美術史上の概念へ行き着いた。

「アルカイックスマイル」である。

AI判定もそれを認めたものだ。

だが、本稿の主題はアルカイックスマイルではない。

本稿で論じたいのは、Ave Mujicaがどのような意味で「悲劇」なのかということである。

そしてアルカイックスマイルは、その悲劇を可視化するための記号として現れている。






はてなに置いていくのは、この批評の前提(一部抜粋)までだ。

9章の論考のうちの最初だけ置いておく。

公式の言葉をただなぞるだけで思考停止している凡百な感想集や、アルゴリズムに去勢されたSNSのノイズに飽き飽きしているなら、この先にある思想の「核心」を直接確かめに来るといい。

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